2 定期昇給はどんなときでも実施するのが基本

ベースダウンするのに、定期昇給(定昇)をするのは矛盾ではないかと考える方が多いと思います。しかし、どのような場合にも定昇はあるのです。ただし、平成幻年3月四日に定昇凍結する会社が出現したとの報道がありました。
定期昇給には二つのパターンがあり、その一つは年齢給、勤続給で上がる自然定昇です。もう一つは評価による定昇です。本著では、自然定昇はなく評価定昇によって、職能給テーブルと役割貢献給テーブルの二つの柱で定昇を行います。
職能給は能力評価基準書によって評価する、役割貢献給は、現場発揮能力基準書によって評価することにしています。さらにMBOシート(またはMMシート)による業績評価、情意評価を反映させて、役割貢献給における昇進と職能給における習熟昇級と昇格が行われます。各種の評価基準書をどのように定昇および昇格(降格)に反映するかを、事前に明らかにしておく必要があります。

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